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黒い紙の魅力を活かす使い方とおすすめのペン選び

黒い紙は、普通の白い紙とはちがった印象をあたえることができます。たとえば、カードやメッセージを書くとき、黒い紙に書くだけで高級感やおしゃれな雰囲気が出ます。また、作品や商品を目立たせたいときにも、黒い紙はとても役立ちます。このコラムでは、黒い紙の用途例と、黒い紙に合うペンについて、わかりやすくご紹介します。

なお、紙の色にはそれぞれ異なるイメージがあります。たとえば、白い紙は「清潔感」「明るさ」「誠実さ」などを感じさせるのに対し、黒い紙は「高級感」「重厚さ」「ミステリアスさ」「シック」「シャープ」などの印象を与えます。そのため、伝えたい雰囲気や目的に合わせて、紙の色を選ぶことも大切です。黒い紙は特に、高級感を演出したいときや、他とは違うインパクトを出したいときに効果を発揮します。

黒い紙の主な用途例

黒い紙はさまざまな用途に使われています。以下の表に、主な使用例とその特徴をまとめました。

用途 説明
POP 店頭などで商品の注目を集めるための装飾。白やメタリックのペンで目立つ効果。
値札 商品に取り付けるタグ。高級感や個性的な印象を与えることができます。
フライヤー イベントや告知のチラシ。視認性の高いデザインで注目を集めます。
スクラップブック 思い出やコレクションをまとめる装飾用台紙として、写真やメッセージと相性抜群。
写真台紙 台紙が黒だと、写真が引き立ちます。白や金の縁取りでさらに華やかに演出できます。
招待状 結婚式やパーティなどの特別な案内状。品のある印象を与えます。
名刺 印象的なデザインに仕上げられる。個性を出したいクリエイターにもおすすめ。
ギフトタグ プレゼントに添えるカード。手書きのメッセージで温かみを演出できます。
メニュー表 カフェやレストランでの使用にぴったり。高級感や雰囲気づくりに効果的。
切り絵 繊細な模様を切り抜くクラフトに。黒い紙ならではの陰影と立体感が楽しめます。

黒い紙にぴったりのペンとは

ここでは、当ストアで販売している黒い紙に、実際に5種類のペンを使って筆記テストを行った結果をご紹介します。白や金・銀のペンを選ぶ際の参考にしてください。

実際に書いてみた!5種類のペンで比較

下の画像は、それぞれのペンで黒い紙に書いた例です。

  • ユニボール シグノ(白)
  • サクラクレパス ピグマ(白)
  • ポスカ(白・金・銀)
  • ゼブラ マッキー(白・油性)
  • ユニボール シグノ(メタリック金)

※筆記例の画像は以下をご覧ください。

黒い色上質紙に5種類の白・金インクペンで書いた筆記比較。ゲル・顔料・油性インクの発色と書き心地の違いが見える

画像の説明: ユニボール シグノ(白)は細く滑らかな書き心地で高発色。ピグマはややドライで精密な線に適しています。ポスカ(白)は太めでPOP用途に◎。マッキー(白・油性)は濃く力強いがややにじみあり。メタリック金(シグノ/ポスカ)は光の反射が美しく、装飾的な用途にぴったりです。

書き心地と発色のレビュー

ペン名 インク種類 特徴 書き心地・見え方 備考
ユニボール シグノ(白) ゲルインク 細字でもくっきり なめらかで発色◎ 文字・装飾両用に優秀
ポスカ(白) 水性顔料 太めのライン 発色力抜群、乾きやすい ポップやイラストに◎
ポスカ(金・銀) 水性顔料 光沢あり メタリックな映え感 装飾・アクセントにおすすめ
サクラクレパス ピグマ(白) 水性顔料 精細な表現向き 少しドライ、にじみにくい 細かい文字や図案に最適
マッキー(白) 油性 速乾性あり やや沈むが乾き速い 光沢は少なめ、実用的

実際の筆記画像では、線の太さ・にじみ具合・発色の差などもわかるように配置しています。ぜひそちらもご覧ください。

今回の筆記テストには、当ストアで販売している「色上質紙 黒 超厚口」を使用しました。さらさらとした滑らかな上質紙で、5種類すべてのペンにおいて書き心地が良く、ストレスなく筆記できました。ゲルインク・水性顔料・油性インクいずれのタイプでも、紙の質感がインクをしっかり受け止めてくれる印象でした。

黒い紙に印刷する方法

レーザープリンターで白印刷はできる?

家庭用のふつうのプリンター(インクジェットプリンター)では、白いインクが使えないため、黒い紙に白文字を印刷することはできません。これは、インクジェットプリンターが「紙の白さを活かして色を見せる」しくみだからです。

一方、レーザープリンターには白トナー(白い粉状のインク)を使えるものもあります。白トナーを使えば、黒い紙にもくっきりと文字や絵を印刷することができます。ただし、白トナーを使うプリンターは値段が高く、家庭用としてはあまり一般的ではありません。

活用アイデアとまとめ

黒い紙で作品をワンランクアップ

黒い紙は、ちょっとした工夫で特別な雰囲気を出すことができる素材です。たとえば、誕生日カード、アルバムのページ、ポップ広告、メニュー表などに使うと、おしゃれで目立つ仕上がりになります。

また、ペンや印刷の工夫しだいで、色の表現も自由に楽しめるのが魅力です。白ペンやメタリックペンを使って手書きするだけでも、オリジナリティのある作品が作れます。

黒い紙をもっと楽しもう

印刷には少しコツがいりますが、ペンを使った表現ならすぐに始められます。紙とペンの組み合わせを試しながら、自分だけの使い方を見つけてみてください。

PAPER Entranceストアの黒い紙

当ストアで取り扱う黒い紙は、色上質紙の黒色になり、サイズ・厚みは以下のラインナップになります。

銘柄

色上質紙 黒色

色上質紙は、北越コーポレーション㈱が1954年に販売を開始した日本を代表するカラーペーパーです。発売当初は7色でしたが、現在は32色の展開があります。安定した品質、高い汎用性、お手頃な価格帯であるため、プロの印刷会社もよく使用する銘柄です。上質紙なので、水性、油性インクのどちらにも対応しており、さらさらしてしなやかな紙面が特徴です。なお、画用紙ではなく、平滑性のあるしなやかなカラー上質紙ですので、ご注意ください。メーカーさんによると、黒色は、32色ある中でも常に人気のあるカラーとのことです。当ストアでは、人気の厚みと扱いやすいサイズ・数量に仕立てて販売をしております。

サイズ一覧

サイズ名 寸法(mm) 備考
A4 210×297 一般的な書類サイズ
A3 297×420 大きめの作品やPOPにおすすめ
カードサイズ 55×91 名刺やミニカード用 ※厚みの展開は超厚口のみ

紙厚一覧

紙厚名 厚さ(mm) 特徴・用途例
中厚口 約0.09 コピー用紙くらいの厚さ。印刷や折り加工にも◎
超厚口 約0.26 ハガキ・名刺サイズに最適。しっかりとした質感

なお、実際にお買い上げいただいたお客様からのご意見や用途を少し紹介いたします。

・超厚口のカードサイズ:パンチ穴を開けて、アクセサリーの台紙として活用

・シルバーやゴールドのメタリックペンとの相性がいい

・夜景の多色刷り版画で使用した

・イベントのポップに使用した

黒い紙は、アイデアしだいでたくさんの場面で活躍してくれます。ちょっと特別な紙を使って、あなたの表現をもっと広げてみませんか?

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