くすみカラーの里紙で折る、映える季節の花おりがみ

四季折々の花を折り紙で表現する――それは紙の質感や色味が生み出す、繊細な表現の世界です。中でも「里紙」は、和紙のようなやわらかな風合いと上品なくすみカラーが特徴。植物の美しさとよくなじみ、自然な立体感と温もりを感じさせます。
本記事では、里紙を使って折った春・夏・秋・冬の代表的な花折り紙を紹介します。さらに、一般的な折り紙との比較も交えながら、質感や印象の違いを見ていきましょう。
春の花:すずらん(白×グリーン)
白い花びらと深いグリーンの葉が印象的なすずらん。里紙の柔らかな光沢と控えめな色調が、花の可憐さをより引き立てます。少し厚みのある紙のため、葉の部分が立体的に仕上がり、自然な陰影が出ました。(白の花びらは、里紙ではなく、普通の折り紙を使用しました。)
夏の花:トルコキキョウ(ブルー×クリーム)
落ち着いたくすみブルーと淡いクリーム色で折ると、上品で涼やかな印象に。一般的な原色折り紙では再現しづらい、やわらかな色合いが魅力です。花びらの重なりもきれいに出て、写真映えする仕上がりになりました。
秋の花:ガーベラ(グレー×ベージュ)
秋を感じさせるシックなトーンの里紙で作ると、落ち着いた中にも華やかさが生まれます。花芯には黄色を使い、全体のアクセントに。ガラスの花瓶などと合わせると、モダンなインテリアにも自然になじみます。
冬の花:クリスマスローズ(赤×グレージュ)
冬の花・クリスマスローズは、深みのある赤と落ち着いたグレージュで。マットな質感の里紙が、光を柔らかく反射し、上品な陰影を作ります。花びらの厚みや重なりが、素材の存在感が際立ちました。
一般折り紙との比較:葉の色と質感
同じ形の葉でも、紙の質によって印象は大きく異なります。左の里紙は自然な陰影が出て落ち着いた雰囲気に。右の一般折り紙は明るくツルっとした質感で、よりポップで鮮やかな印象を与えます。


くすみカラーの里紙は、和紙のような繊維感と微妙な色の濃淡があり、植物を折ると自然に近い表現ができます。作品に“余白の美”を与える紙です。
当社のくすみカラー里紙おりがみと一般折り紙の比較表
以下は、当社の「くすみカラー里紙おりがみ」と一般的な折り紙を比較した表です。色・質感・厚みのほかに、用途や印象の違いもまとめました。
| 比較項目 | 当社くすみカラー里紙おりがみ | 一般折り紙 |
|---|---|---|
| 色 | 両面同色でグレー・ベージュなどの落ち着いたトーン。統一感があり、ナチュラルで上品な印象。 | 鮮やかな原色が多く、片面が白。明快で元気な印象。 |
| 質感 | 和紙のようなラフ調で、光の当たり方によって柔らかな陰影が出る。高級感あり。 | ツルッとしており、発色が強く平坦。コピー用紙に近い質感。 |
| 厚み | やや厚めでしっかりしており、立体的な作品に適する。細かい折りにはやや不向き。 | 薄くて折りやすく、複雑な折りにも対応。扱いやすい。 |
| 印象 | 落ち着き・品のあるナチュラルテイスト。飾ってもインテリアになじむ。 | 明るく元気な印象で、子ども向けやイベント向き。 |
くすみカラー里紙は、両面同色で落ち着いたトーンを持ち、花・動物・和風の貼箱など、自然な雰囲気を出したい作品に向きます。一方、一般折り紙は鮮やかで、学校行事や工作など幅広く使える万能タイプです。
紙の風合いが生む表現力
里紙の特徴は、表面のラフな質感と優しいトーン。折り筋に陰影が生まれやすく、光の角度によって表情が変わります。自然素材のような雰囲気をまとった折り紙は、インテリアとして飾っても美しく、季節の移ろいを感じさせます。
また、使う紙を変えるだけで同じデザインの花がまったく違った印象になるのも、折り紙の奥深さです。作品づくりにおいて、紙そのものを選ぶ楽しみを感じてみてください。
まとめ
くすみカラーの里紙は、ナチュラルで洗練された雰囲気を持つ特別な折り紙。四季の花を折ることで、紙の質感と自然の美が共鳴し、穏やかな時間をもたらします。
一般折り紙の鮮やかさと、里紙の落ち着き。そのどちらにも異なる魅力があります。用途や飾る場所に合わせて選び分けることで、折り紙の世界はより豊かに広がります。
出典
本記事で紹介した折り方は、nanahoshi さんの著書『花おりがみBOOK 大人かわいい四季の花々と動物たち』(メイツ出版)より引用しています。著者ご本人の許可を得て掲載しています。